こんにちは。
桜の前にひとしきり雨が降っている福岡市です。
来週あたりからお花見シーズンがスタートしそうなので、寒さも雨も今週ぐらいでキリがつけばいいなあ・・・と願っている今日この頃。
一昨日、福岡市市民福祉プラザ、通称【ふくふくプラザ】へ勉強をしに行ってきました。
障がい者をとりまく「法律」「事件」「触法」といったことをテーマに弁護士の先生方がわかりやすく丁寧に講義・解説してくださいました。
例えば最初の【障がい者差別の解消について】。
まず法律の成り立ちなどの解説があり、今の障がい者に関するキーワードになっている「合理的配慮とは」といった話があり、不当な扱いを受けた場合の相談はどのようにしたらいいか、ということまで拝聴することができました。
その次のテーマが【安永健太さん死亡事件を振り返る】。
自閉症傾向と中度の知的障がいがある安永健太さんが、仕事先から自転車で帰宅途中に警察から不審者と間違われ、警察に追われた際にパニックになったことで原付と追突。投げ出された後に警察官に取り押さえられ両手錠を後ろ手にかけられ抑え込まれているうちに心肺停止となり、救急搬送されたものの病院で死亡が確認された、という痛ましい事件でした。
寡聞にして私も知らなかったのですが、まずこの事件がわずか10年ほど前のことというのにも驚きましたし、裁判になった時の記録に残る警察関係者の発言にも愕然としました。障がい者に対しての認識が無いとこんなことが起きてしまうのだ、ということに。
最後のテーマは【触法対応(障がい者の刑事弁護)について】。
自分が支援している障がい者が、あるいは身内の障がい者が刑事事件を起こし被疑者となった場合の事件の流れやその時にどのような立場の機関(検察・捜査機関・弁護人・裁判官)が関わってくるのか、といったことや、実際の事案からわかる問題などを説明してくださいました。
支援に関わる私達だけではなくご家族にとっても切実な問題ですので、質疑応答も活発にやりとりがありました。
こんなに中身が濃いシンポジウム、他にある?!と思ったぐらいに、本当に充実した内容のものを受けることができました。
弁護士の先生方にも主催の福岡おやじたいさんにも本当に感謝感謝です(*‘∀‘)
今後も色々な勉強を重ねて支援力を強化していきますので、またご報告いたしますね(*´▽`*)
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