認知症の症状はさまざま

こんにちは。

三連休でしたが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか?

当事業所スタッフもそれぞれの休日を過ごし、英気を養って今日からまた仕事に精を出す日々です。

 

私個人の話ですが、実母と姉と一緒に「道の駅うきは」へ行ってきました。

うちの母は4年ほど前にアルツハイマーと診断され、現在は要介護2の認定が出ています。

幸い、体が丈夫なのとしゃべるのが好きなので、社交的な性格も相まって入所している施設では楽しく過ごしているようです。

ただ、脳機能、特に言語に関する部分は年々衰えていってますね~。

ここ数か月話していて「こんな風になるのかー」と驚きを覚えるのは【固有名詞が特定の単語に入れ替わる】というものです。

例えば人の名前を間違えるとかはありがちなのですが(実際、私と姉、叔母は完全に混ざっています)、この道の駅まで行く道中も「ここは綺麗になったねえ。前はこげんじゃなかった。綺麗か体操教室が建っとる」とか。

ご飯を食べた後に「美味しい体操教室やったねえ」とか。

多分前の会話で出た「体操教室」は「モデルハウス」のことで、後の会話の「体操教室」は「かしわ飯」のことだと思われます。(というか、そもそもそこを通ったことは今まで無い・・・(笑))

喋っている途中で出てこない単語があるとこの「体操教室」が出てきてしまうのか、それとも本人はその単語のつもりで喋っているけれど発語の時に「体操教室」が出てきてしまうのか。謎です。脳の機能というのは摩訶不思議なものだとつくづくと思います。

当事業所では高次脳機能障がいの方も対応しておりますし、そのための勉強会や研修会にも参加していますが、認知症の場合はまた違った症状の表れ方ですね。

 

先日、精神科の先生とお話していたら「認知症を引き起こす因子のひとつであるアミロイドβの蓄積を抑える薬が開発された」という話を聴きました。

以前も同じような薬ができていたが一時頓挫、再度開発されたとのこと。

ちょうど昨日が敬老の日だったからか、全国の65歳以上の高齢者数が全人口の約28%と過去最高の数字だったというニュースも流れていました。

医療や化学の進歩で認知症を取り巻く環境もまた将来的には変わるのかもしれませんが、これから増えるであろう認知症の患者予備軍(私も含めて、ですね(^-^;)にとって少しでも光明となりますように、と願っております。


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